maru 1/3 ナウシカ製作記 

VOL.3 胴体編-------------1/1


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Fig. 3-1 

先に描いた原寸図を基に
胴体の芯を製作します。
芯は 原寸図の外形より、
5mm内側にインサートして描きます。
(原寸図より左右で5mmづつ 細く描きます)。


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Fig. 3-2 

厚紙に芯の図をトレースし
スタイロフォーム(建築用断熱材 ホームセンターで買えます)
に正面図、側面図を写し取ります。


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Fig. 3-3 

正面と側面を、
カッターで切り出します。


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Fig. 3-4 

面取りし、
ヤスリで表面を均します。

胴体は、
肋骨や骨盤を意識して
削り出します。


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Fig. 3-5 

全体にサランラップを巻き、
スタイロフォームの表面をコーティングします

たるみやしわは、セロハンテープで修正します。


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Fig. 3-6 

全体に均一な厚さになるように
布(白いメリヤス)を硬く巻きます。

布の厚さは5mm程度が目安です。


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Fig. 3-7 

布を芯に密着させるため
糸で満遍なく、ぐるぐる巻きにします。

糸の色は 黒や、赤、青といった
目立つ色にします。
(理由は後述)


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Fig. 3-8 

厚手のビニル袋(ジップロック等)に
各胴体パーツを入れます。


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Fig. 3-9 

ビニル袋にプラキャストを流し込み、
布に染み込ませ、硬化させます。

このとき、布の表面をビニル袋越しに押したり、
しごいたりして、布に含まれる空気を押し出し、
プラキャストが、十分布に染み込むようにします。

ビニル袋に入れることにより、
使用するプラキャストは
ごく少量で済みます。


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Fig. 3-10 

巻き付けた糸が見えなくなるまで
表面を削ります。

つまり、この糸をガイド代わりにし削るとにより、
プラキャスト部の厚みが約5mmになります。


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Fig. 3-11 

こんな感じに表面を削っていきます。


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Fig. 3-12 

全体を削り終えました。

脚の股関節部は
球状に削っておきます。


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Fig. 3-13 

股関部分を彫刻刀でくりぬき、
スタイロフォーム製の芯をかき出します。

この時、サランラップも取り除きます。


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Fig. 3-14 

胴体の股関節側に
脚をはめ込み、瞬間接着剤で仮止めしてから、
接合部に布(メリヤス)を巻いてから、糸を巻き、
布を密着させます。

胴体のミゾオチ部に 布の巻き付け量が少なくて
窪みが出来てしまいました。
ついでに、布をあてて、補修します。


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Fig. 3-15 

プラキャストを染み込ませ硬化させ、


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Fig. 3-16 

削って 整形します。

反対側の脚も取り付け、


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Fig. 3-17 

同様に布(メリヤス)を巻いてから、糸を巻き、
プラキャストを染み込ませ、硬化後、整形します。


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Fig. 3-18 

胴体が形になりました。

この作業、慣れると数時間で終わります。


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Fig. 3-19 

胴体にディテールを入れます。

原寸図の骨格を基に、
鉛筆で肋骨、腹筋、骨盤の下書きをし


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Fig. 3-20 

彫刻刀(丸刀)で彫っていきます。


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Fig. 3-21 

こんな感じになります。


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Fig. 3-22 

背面も同様に、ディテールを入れます。

肩甲骨と臀部は木工用エポキシパテを盛って、
整形しました。


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Fig. 3-23 

胸にも、木工用エポキシパテを盛って
整形します。


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Fig. 3-24 

ちなみに、私が愛用している木工用エポキシパテは
コニシ(株) 製 ウッドエポキシ です。

このパテ、A剤とB剤を混ぜるとき、ベトついたり、
硬化後のヤスリがけ時、異常にヤスリの目づまりを起こしたりして、
多少扱いにくいのですが、
他のエポキシパテと比べると、割安なことと、
硬化後の超強力な接着力から、
愛用しています。


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Fig. 3-25 

話を戻します。

私は、どうも、肩甲骨を作のが苦手です。
再整形しました。

お尻も 柔らかい感じに修正します。


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Fig. 3-26 

ちなみに、
腰回りに鉛筆で描いてある
パンツのような線は
腰回りの 左右対称を確認するためのものです。
(ホントだからね! 下着を描いて喜んでるんじゃ
ないからねっ!!!)


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Fig. 3-27 

腰回りの鉛筆の線を基に
腰と上半身を切り離します。

今回は1/3スケールと人形のサイズ 大きいので
球体関節は、木球を使用します。


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Fig. 3-28 

切断面から、芯材(スタイロフォーム)とサランラップを
しっかり取り除いておきます。


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Fig. 3-29 

足を作ります。
前述のウッドエポキシパテで板を作り、
原寸図を写し取り、切り出して
足のベースとします。

このベースに
ウッドエポキシパテを盛って 形成します。

今回は ブーツをはかせるため、
こんな感じに、足の指も作りました。
(このほうが、ブーツを履かせやすいのです)



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Fig. 3-30 

全部品を組み付けて、
バランスをチェックします。
本製作記では
各パーツごとに 順序良く製作しているように見えますが
実際は、顔と胴体は、ほぼ同時進行しています。
そんなわけで、
この写真には、作りかけの顔が付いています。


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Fig. 3-31 

全部品に
サーフェイサーを塗り
表面を整えます。

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Fig. 3-32 

ここからは、細部のティテールを入れていきます。
(はっきり言って、本気でディテール入れてます)

が---期待した方 ごめんなさいm(_ _)m。
ジブリキャラクターなので、
体の細部のディテールの表記は
ここでは省略します。

----だって、ナウシカの体で変なことすると、
小さいお子様をもつ、お母さんから
確実に石 投げられそうな気がしますよねっ!!!
(↑人生 守りに入ってます))


頭と体のバランスも
大丈夫そうです。

私の場合、、胸には必ず乳首を付けます。
というのも、いやらしい意味ではなく
服を着せた後、服の上から指で触って
乳首の位置から、
着付けた衣装の歪みを確認するためです。
(ホントだからね! 本当にそうだからね!!!)






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