maru 1/3 ナウシカ製作記 

VOL.2 頭髪編-------------1/1


人形の頭に髪の毛を接着するための
ミノ毛というものを作ります。

このミノ毛、本来はミシンで縫ったり、
出来あいの物を買ったりするのですが
私、貧乏でかつ、---- ミシン 使えないのです---(涙)
ミシンを使用せず、安価に出来る方法を考えました。


FS10
Fig. 2-1 

改めて、イラスト等を見ると
ナウシカの髪は、意外に赤毛だったりします。

というわけで、
赤毛のドールヘアの束を、
長さ20cm位に切ります。


FS11
Fig. 2-2 

角材の片側(向かって左側)に
両面テープをはり、
まだ何も接着していないテープ面を
手の脂等を付けて、接着力を弱らせます。

髪の束の先端2cm位の所から
薄く延ばして、両面テープに貼っていきます。


FS12
Fig. 2-3 

貼り終わりました。


FS13
Fig. 2-4 

木材の左端に合わせて
真ちゅうのバーを置き、
木材と真ちゅうのバーで
薄く伸ばした髪の束を挟み込みます。
(木材と真ちゅうのバーはしっかりと固定します)


FS14
Fig. 2-5 

髪の束の端(木材から出でいる部分)に


bond
Fig. 2-6 

"ボンド Gクリアー 速乾"を塗って行きます。


FS15 FS16
Fig. 2-7 

接着剤を指を使って、
髪の束によく擦り込み、なじませます。
(木材と真ちゅうバーのすぐ近くまで接着剤をなじませます)

つまり、木材と真ちゅうのバーは
マスキングテープの代わりです。

じつは この作業、
マスキングテープでやると、
ふにゃふにゃして やりずらいのです。

接着剤の付いた髪の部分は
薄く均一に延ばすようにします。


FS22
Fig. 2-8 

接着剤が乾いたら
木材から5mm位の所で
ハサミでカットします。


FS23
Fig. 2-9 

カット終わりました。


FS24
Fig. 2-10 

木材に接着した両面テープから、
髪の束を外します


FS1
Fig. 2-11 

上記の作業を繰り返して
大量の接着用髪の、毛の束(ミノ毛)ができました。


FS2 kamig
Fig. 2-12 
参考文献 : 宮崎駿、風の谷のナウシカ 宮崎駿 水彩画集 、株式会社 徳間書店。

ナウシカの頭です。
肌色に塗装しておきます。

頭右側のスリットは ナウシカのヘアスタイルより、
髪の分け目になります。
(このスリットに 髪の束を押し込んで接着します)


FS3
Fig. 2-13 

ナウシカの頭 後ろから見た図です。

頭頂部の穴は ツムジ用です。
この穴に、同様に髪の束を押し込んで接着します。


FS4
Fig. 2-14 

髪の生え際から 髪の毛の束を
ボンド Gクリアー で接着していきます。


FS5 FS6
Fig. 2-15 

襟足にも 髪の毛を接着していきます。


FS9 FS7
Fig. 2-16 

髪の毛は ツムジに向かって
らせん状に接着していきます。

最後に、前述の頭のスリットと穴に
髪の束を押し込んで、接着します。


KAMIY
Fig. 2-17 

完成しました。
(本製作記では、実は複数の作業を並行して行っています。)
(時々、ひょいに全体完成図が出できます)。
(↑ というか、写真 取り忘れただけです-----m(_ _)m

毛先は、ボリュームを落とすように
シャギーを入れてます。

シャギー:毛の束を平たくし、
斜めにハサミを入れる
を全髪の毛に対して繰り返します。
(後日、追加図いれまーす)




------つづく------



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