maru制作中の模型

1/15 一七式TA雷電 (ガサラキ)




私の大好きな高橋良輔監督のアニメです。
1998年10月〜1999年3月まで、全25話で放映されました。
日本で開発した全長4mほどの二足歩行兵器
(小説版では”2足歩行型兵器プラットホームと呼ばれてます。シビレルっ”)
が現行の戦争に登場したらを克明に描いております。
特筆すべきは、今でこそ当たり前の、自衛隊のPKOによる海外派兵(?)やら、
戦車と二足歩行機の初戦闘、史上初の二足歩行機同士の戦闘を丁寧に描いております。
さらに、終盤では、アメリカへ経済攻撃(本当に凄いことになりそうなダメージです。)をかけます。
当時、はまって見ておりました。
しかし、残念なのは、物語のキーとなる”嵬 (かい)と呼ばれる
主人公の能力の意味が”小説版を読まないと十分に理解できなかったこと。
さらに、その前に、かの「エヴァンゲリオン」があり、高橋監督が、「エヴァ」を意識しすぎてしまったのか、
本来の持ち味を出し切れなかったように思います。
ラストも少々寸足らずだったように思います。
しかし、それでも好きなものは好きなのでしょうがありません。

当時はバンダイから1/35のキットが発売されていました。が、いかんせん小さくて----。
ひよっとしたら、なにかの間違いで、パーフェクトグレードと称して、バンダイが大スケールを出すかもと思ってましたが、
やっぱり出ませんでした。

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しょうがないので、フルスクラッチしました。
スケールは、何を考えたか、1/15 (そんなスケール模型でありましたっけ?)。
なんで、こんな変なスケールにしたかというと、
劇中に登場しそうな小道具としての模型を造ってみたかったからです。
つまり、リアルに丁寧に描いた世界なので、劇中きっとプレゼンテーション用とか、形状検討様に模型が造られたはず。
で、工業製品の模型なので1/5とか、1/10、1/15、1/20といった、切りの良いスケールになるはず。
加えて、内部のコクピットをすべて手作りで造り込みたかったので、造り易そうな1/15という変なスケールにチャレンジしてみました。


関節の保持は、内径5mmのポリキャップを使用しましたが、このサイズでは、限界の様です。
他の関節保持方法を模索して、製作がストップしてました。
金属製のアーマチュアニに内骨格に変更すれば、何とかなりそうです。


全体前

製作した、全部品を組んでみました。
とりあえず、ここまでできてます。
CADで図面を引き、スネに付くバーツの一部に
(セメダイン社)木工用エポキシパテを使用した以外は、
ひたすら、ブラ板の箱組と積層で製作してます。
可動軸には、すべて真ちゅうパイプを使用しました。
全長は約270mmです。
股関節をきちんと製作していないので、
足は本体に添えて、置いてみました。
横にあるのは、比較用のビデオテープです。

全体横

横から、見ました。
しかし、結構、黄ばんできて、きったなくなってます。
せめて、表面を洗剤で洗ってから、撮影するべきでした。
本兵器は、設定でもAFVバリバリの表面ディテールです。現行戦車のディテールをいれようと企ててます。

関節とパイロット

ヒザ関節と、1/15のパイロットです。
膝関節は、すべてアルミ板で造り直そうかなー。

背面 

背面の搭乗パッチをオープンにしたところです。
この模型製作の目的が、前述のように、コクビット内の造り込みなのですが、シート以外、まったく造ってません。
内部に見える、オートバイの様なのが、搭乗シートです。
なんと、パイロットはオートバイのようにまたがって、操縦するのです。
オートバイ型の操縦席といえば、ダイアナンAしか知らなかった私には、ショックでした。
しかし、スケール1/12で造れば、オートバイのキットが使えて楽だったのに-----と思うこともしばしば。
この兵器、劇中では、タクティカル・アーマ (戦略装甲兵器 通称TA)と呼ばれ、
一七式TA雷電が正式名称でした。
オートバイ型のパイロットシートは、後部ハッチオープンと同時に、下側にスライドするのですが、
スライドさせるの忘れてました。
て、いうか、せっかくのパイロットを乗せ忘れてましたー(ああっ 見せ場だったのに---)。

降着ポーズ

高橋アニメで有名な降着ポーズです。
パイロットの搭乗を楽にするための姿勢です。
前の写真でパイロットシート、スライドし忘れたので、
スライドさせたのですが、 この角度では見えませんね---。
股関節は、骨盤ごと下側にスライドした後、前方に回転して写真の位置に来ます。
頭部ハッチと頭部全面のアゴの様な部分も、可動させる予定です。



現在、最もやりたかった”コクピットの製作”まで、未だに行ってないっ!!
という、本末転倒(?)な模型なのでした。

ラムダが落ち着いたら、製作再開します。たぶん、きっと------。




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