maru制作中の球体関節人形

球体関節人形(3×3EYES)




いまから、10年以上前、
球体関節人形製作にはまっていた時期がありました。
オリジナルも含めて、けっこう量を造ったのですが、
色々あって、今残っているのは、当時作りかけだった本品だけです。

サイト開設にあたり、まず、過去の清算(?)という意味で、
封印を解くこととしました(ちょっと大げさ)。

今、1/6ラムダ製作をメインにし、
無茶なことをやっているのですが、
私は、ラムダも球体関節人形の1つとして、
とらえているのかも知れません。
私の中で、最もメジャーな球体関節人形が”ラムダ”
----そう考えるとラムダ製作時の
腰球状パーツへの妙な執着
(ラムダ製作記Vol.1 2/3 Fig.1-8)などは、
ああなるほどと思います。

ああ、いかんいかん。球体関節人形ネタをやっていると、
自己分析コーナーになってしまいました。
気を取り直して、説明といきましょー。


本品は、高田裕三先生の
”3×3EYES”という漫画に出てきた人形です(補足説明へ)。

Dool3

今見ると、あちこち造りが若いですねー。
しかし、あえて、当時のままお見せいたします(笑)。
腰の球体には、やっぱの”へそ”がないとしまりませんねー。

Dool7

本品はファイバーキャスティング(仮称)
と言う方法で造っております。
FRPの様な製法をプラキャストでお手軽に
出来ないかと考えたものです。
方法は、発泡スチロールでざっくり造った原型をポリ袋でコートし、
布をまき、巻いた布にブラキャストを染み込ませて、
中空品を形成する方法です。
応用次第で筒状のものから、
最大オートバイのフルフェイスヘルメット大のものまで、
製作が可能です。
この人形では、セメダイン社の木工エポキシハパテを盛りつけて、
細部を造っております。

当時は 内部にスプリング等が入ってましたが、
今は外側しかありません。
もっとも、当時も異様に長い手足のため、
ポーズ固定が大変だったのを覚えております。
スプリングの張力だけでは、限界がありました。
今製作するなら、1/6ラムダのように、
ボールジョイントを用いたネジ止め式のアーマチュアを内蔵ですね。



Dool5

しかし、本品の最大の欠点は、ひょろ長いため、
写真に撮ったとき立体映えがしないことなんですねー。
目もよく見ると歪んでます。しかし、こえして見ていると、
再び愛着が出てきました。

これから手を入れるとすると、
眼球を含む無くなった部品を再製作し、
ディテールを一部直し、
眼を可動にし、指に針金をいれ、
塗装、植毛で完成というところでしょうか。
でも、球体関節人形って、
塗装前の状態が一番美しいと思うのは、
私だけでしょうか?

Dool4


Dool6




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