1/6 ラムダ製作記
VOL.3(後) 上半身、フレーム編(二重反転プロペラの部)-------------2/7
Fig. 3C-4(a) 胴体フレーム加工
ギアボックスを組み込むため
胴体フレーム(首がつくパネル)の
一部に穴を空けます。
Fig. 3C-4(b) 胴体フレーム加工終了
加工終了です。
隠れミッ○ーぽい形の上下に
放射線状に広がる長穴は、
(この後製作する)アクチュエイターを入れる穴です。
Fig. 3C-5 胴体フレームギアボックス組込
胴体フレームにギアボックスを組込ました。
なんだかんだいっても、
組上がりを見ているだけで、ニヤニヤしてしまいます。
(↑自己満足)
そして、今回の見せ場となる
二重反転プロペラです。
安全重視で強度第一にしたため、
金属製です----(汗)
地味に、ちまちました小部品を
切り出していきます------(滝汗)
まず、二重反転プロペラの概略図をお見せします。
Fig. 3C-6 二重反転プロペラ概略図
私は、ラムダは”VTOL機”と考えています。
劇中ほとんどの離着陸は、
ロボット形態の直立姿勢から行っていたためです。
そんなわけで、ヘリコプターを参考に、
造り易さを重視し、それらしく構成してみました------(汗)。
(第2次大戦時の”ドイツの試作機
Focke-Wulf Triebflugel”のイメージもちょっと入ってます----(汗))。
Fig. 3C-7 パイプの調整
まずは、二重反転の軸となる、
パイプの内径、外径を調節します。
きつくもなく、緩くもなくという状態が理想です。
パイプの内径を調整する場合は、
電源を抜いた
ハンドドリルを用います。
パイプ内径と同じ径のドリルをセットし、
ドリルのチャックを
手で回転させながら
パイプの内径を削ります。
パイプの外径は600〜1000番位の
サンドペーパーで削ります。
ロータ基部を製作します。
Fig. 3C-8 ローター基部
本当は、ブレード(プロペラ)のピッチ(角度)を変化させるため
もうすこし、細かな部品の集まりとなりますが、
本品は、強度重視のため、無可動としました----(汗)
Fig. 3C-9 真ちゅう板の切り出し
2mm厚の真ちゅう板(フラットバー)を使用します。
私は、アルミ、真鍮、銅板の切り出しには、
ワイヤーカッター(全長約35cm)をよく使用します。
これは、かなり重宝します。
Fig. 3C-10(a) ローター基部加工(1)
ゲガキした後、
ワイヤーカッターで大まかに切り出し、
ヤスリでおおよその形に削ります。
Fig. 3C-10(b) ローター基部加工(2)
ボルトで2枚重ねにし、
ヤスリで仕上げていきます。
Fig. 3C-10(c) ローター基部加工(3)
ブレード(プロペラ)の角度変更用のアームも
真ちゅう板で製作します。
注)本品は無可動です
Fig. 3C-10(d) ローター基部加工(4)
部品を組み合わせ、
(いつもの)ガス台を用いハンダ付けします。
Fig. 3C-11 ローター基部完成
はみ出したハンダを削り、
アームを整形し、それらしい形にします。
ピッチ・リンクを取り付けるヒンジ(緑色の○部分)も
真ちゅう板で製作しハンダ付けします。
これで完成です。
注)ハンダの削りカスは
吸い込まないように注意してください。
私は最近、水中で削るようにしてます。