maru製作法紹介 3

大きい球の製作法
家庭用簡易旋盤2
(ラドール編)5/5


6.”球”の荒削り

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直径5oの穴を貫通させたら、

先に製作した、
家庭用簡易旋盤2 に
セットし、


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まず、全体を 荒削りしていきます。

”刃物台”に(裏側にサンドペーパーを貼り付けた)ノミを
指でしっかり、押さえつけ、
粘土を写真の方向に回転させて削っていきます。

リンゴの皮をナイフで剥く感じです。

このとき、刃物台は、多少上下します。


注意)私は左利きですので、
右利きの方は、左右逆の操作になります。

球の出っ張りが大きくて、
ゲージ板に入らない、
または、削りずらい場合は、
ヤスリ、カッターナイフ等で、
多少削り球に近づけてから
家庭用簡易旋盤2
にセットするとよいです。


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(写真が前後しました----汗)
削る順番は、
地球でいうところの赤道から削り出し、
少しづつ北極に向かっていく感じです。
(-----って、変な例え-----)


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上半分をざっくり削ったら


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粘土の上下を逆にし
残りの半分もざっくり削ります。


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全体をざっくり削り
荒削りの終了です。




7.”球”の本削り

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”本削り”に入ります。

製作したい球の
半径分の高さの”スペーサー”
(身の回りにある固いものなら
何でも良いです)
を用意し、
”刃物台”の下端を乗せ


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刃物台の高さを固定し
(刃物台の)円弧を目安に
細かく全体を削っていきます。

この時、製作したい球の直径に作った
ケージを製作しておき、
ゲージをあてながら削り、
たまに、ノギスで直径をチェックしながら
削ると、より綺麗で正確な球が出来ます。


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全体に細かく削ると
このようになります。

ここまでの削り出し、
慣れると
10〜15分で終了します。


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家庭用簡易旋盤2から外し、
”軸"の穴を粘土で埋めた後
再度完全乾燥させ、


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サンドペーパー(300番程度)で磨くと、
このような綺麗な球が出来ます、

今回直径74oの球を製作しました。
完成した球の直径のばらつきは、
(実際に測定した結果)
74.0o〜74.4oでした。
手加工にしては、
十分な精度の球が出来たと思います。

”刃物台”の円弧の半径を変えて製作すれば、
直径40o程度の球も製作可能です。


出来上がった球は、
型取りの原型に利用することも可能です。


樹脂加工版は 後日ということで----。




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