maru 製作法紹介 4

真ちゅう製6角ナットの製作法 1/3



今回は、真ちゅう板から6角ナットを
製作する法を考えてみました。

手加工に対する
実験的な意味合いが強いので
汎用性はありませんが、
特別な工具や、職人技が無くても
加工できる様に考えてみました。

何かのお役に立てば、
幸いであります。




410

今回製作するのは、
矢印で示した
トグルスイッチの固定用ナットです。


412

大きいナットが実物。
小さな2つが、今回製作したナットです。

415

大きさは、最大直径で3o、
穴径は2oです。


719

厚さ0.3oの真ちゅう板を使用し、
まず、直径2oの穴を開けます。

そのまま、真ちゅう板に
ドリルで穴を開けると
周囲に”かえり”等が出来てしまい、
本加工には不適当です。
(板金用のドリルならば可)


346

そこで、鉄板で、このような治具を製作します。
鉄板に2列に開いている穴は直径2oです。


347

治具は、2枚の鉄板をネジで留める構造です。


348

治具に、厚さ0.3oの真ちゅう板を
セロテープで固定し、


349 351

鉄板で、挟み込み、
ネジでしっかり固定します。


352

治具の穴(直径2o)に沿って、
直径2oのドリルで穴を開けます。


353 354

2枚の鉄板で挟み込んで穴を開けるため、
ドリルで開けた穴には
  ”かえり”がほとんど出来ません。


355

それでも、若干”かえり”は出来てしまいます。
600番位のサンドペーパーで取ります。


356 357

ニッパーを使用して
穴ごとに、真ちゅう板を切り離します。




工作法 紹介(メニュー)に戻る
back next
home
注)各コンテンツに戻る場合はブラウザー上の”戻る”を用いてください)
inserted by FC2 system