小 山田マキ リハビリ工作室6-2
第6夜 頭皮の再制作2/5
次に、石膏で型を製作します。
製作した頭皮の原型は
側頭部が逆テーパーのため
3分割としました。
原型の頂点にあたる部分には
溝を彫っておきます。
この溝は、
型に充てんしたシリコーンシーラントを
逃がすためのものです。
上図がシリコ-ンシーラントです。
(以下 シリコ-ンと呼ぶ)
これは、建築用のシーリング材であり、
ホームセンターで400円位で買えます。
専用のコーキングガン(150円位)を にセットして用います
牛乳紙パックの裏側をパレット代わりにして
シリコーンに着色します。
顔料はテンペラ画用の粉末顔料
(KUSAKABE製 ARTISTS' PIGMENT )を用います。
(画材屋さんで300円程度〜 で手に入ります。)
人形の肌に使用する場合は
ベージュ色のシリコーンを
ベースに用いるといい感じです。
量は、多めに作っておきます。
参考までに
他の顔料の場合も含めて
参考データとしてまとめると
以下のようになります
顔 料
発 色
シリコーンが固まったときの様子
総合評価
KUSAKABE製 ARTISTS' PIGMENT :
良 好
べたつきなし
◎
Mr.カラー:
良 好
顔料を大量に使用するとべたつく
○
水彩絵具:
良 好
顔料を大量に使用するとべたつく
○
食紅(粉末):
悪 い
べとつきなし
△
総合評価 ◎:最良, ○:良, △:やや良, ×:不良
注1:上記表は あくまで参考データとしてください。
注2:各顔料の使用は、使用方法を守り、自己責任で行ってください。
ちなみに、
余ったシリコ-ンは
サランラップを密着させて
保管します。
注:それでも夏の場合、3〜4日で固まってしまいます
作業中に固まってまった場合は、
同じ様な色を再調合します----。
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